今回は、ビットコインマニアのDaigoがビットコインを世界一わかりやすく!簡単に説明します。難しい説明は一切なしです。
ビットコインとは?
ビットコインは一言でいうと「デジタル上の通貨」になります。
2016年に日本では法律にこのように定義することが決まりました。
ビットコインは金(ゴールド)に性質が似ていることから、「デジタルゴールド」とよく言われます。
金は全世界の埋蔵量がオリンピックプール4.5杯分と限られています。数量が限られているので金を欲しい人が増えると、その価値が上がります。
ビットコインも数量が2100万枚(2100万BTC)と数量が限られており、ビットコインを欲しい人が増えると、その価値が上がります。
その関係は例えるなら、天秤に乗っている様なものです。欲しい人が増える(重くなる)と価値も重くなる、という関係になります。
これだけでOK!ビットコインの4つの特徴
1.世界共通通貨
2.簡単に送金ができる
3.手数料が安い
4.国や銀行などの中央機関が管理していない
1.世界共通通貨
ビットコインが普及すれば世界中どこでも使用できます。
旅行に行った際や、海外の人とビジネスをする時に毎回換金する必要がなくなります。
インターネットで海外の人と物やサービスの売買が簡単にできます。これは円やドルではできません。
2.送金が簡単にできる
円やドルだと海外へ送金する場合、まず銀行に行って、書類を書いて、銀行の審査を経て送金の手続きに入って、1〜3日後に海外の銀行に着金などなど非常に手間と時間がかかります。
ビットコインだと簡単に世界中どこへでもスマホで「ピッ!」と即座に送金でき、しかも数秒から数分で着金します。
3.手数料が安い
銀行のATMから自分のお金を引き出すのに毎回100円~200円、銀行間送金でも、500円の手数料が取られます。銀行はATMを管理する銀行の従業員の賃金、お金をATMに運ぶお金、場所代などかかるのでどうしても手数料は必要になります。また、海外送金の際にも高額な手数料がかかります。例えば、1万円を海外の友人に銀行経由で送りたいと思った場合、約5000円ほどの手数料がかかります。受け取り側も3000円ほど手数料がかかります。
それがビットコインだと数円〜数十円の手数料で行うことができます。
4.国や銀行などの中央機関が管理していない
これがビットコインの番のポイントで、ビットコインが人気の理由あります。
「国や銀行などの中央機関が管理していない」と知った時、皆さんはどう思われるでしょうか?おそらく信用できない!とか、そんなもの不安で持ちたくない!など思われると思うのではないでしょうか。
そんなあなたは幸せ者です。それは、私たちが普段使っている日本円が日本という信用できる国が保証してくれている通貨だからです。世界中には自国の通貨を信用できない人たちが多く存在し、その人たちが自国の通貨より信用できるビットコインに資産を変えています。例えば、ビットコインの人気が高まっているインドではこんなことがありました。
2016年11月9日 日経新聞
インド、高額2紙幣の使用禁止
インドのモディ首相は8日夜、9日から同国で最も高額の紙幣である1000ルピー(約1580円)札と2番目に高い500ルピー札の使用を禁じると発表した。11月10日から12月30日に銀行か郵便局の口座に預け入れない限り「無価値の紙くずになる」と表明した。犯罪などに絡んだ闇資金対策に踏み切った格好だが、現金決済も依然として多いインド経済は今後、大きく混乱する可能性がある。
日本で言えば、突然1万円札と5千円札はこれから使用できなくなります!と言われるようなものです。
高額紙幣を交換できる期間も設けられましたが、期間が短いこと、預金引き出しが制限されていたこと、また1日に交換できる上限も決められていたことから、資産が紙くずになってしまった人が自殺するという事件まで起こっています。恐ろしい。。。
そんな国は他にもあります。そのような国の人からすればこの悪魔のような政府が管理していない通貨=安心 という考えになるのも一理あるなと思います。
ビットコインが信頼されているのは、改ざんのできない革命的な技術と言われるブロックチェーン技術があるからです。ビットコインを持っている全ての人がお互いの取引を監視し合い、嘘の取引があったように偽装できないようになっています。ビットコインを持っている全ての人のパソコンにあるデータをすべて書き換えれば、データは改ざんできますが、現実には不可能です。このブロックチェーン技術があるため、ビットコインは通貨に革命を起こしたといわれています。
現在の問題点
ビットコインの良い面ばかり説明してきましたが、問題点もあります。
1.価格が乱高下しており通貨として使えない
現在、投機の対象として購入している人がほとんどで1日で10%近く価格が変わることもあり、
通貨として使用しにくいです。この問題については、今後普及が進めば、価格は安定するので問題ありません。
2.マネーロンダリングやテロ組織の資金源として利用される
実際、イスラム国が人質を誘拐し、ビットコインでの身代金の支払いを要求しているなどの事件が起こっています。また、マネーロンダリング防止のため、国から規制がかかる可能性があります。
3.スケーラビィリティの問題
世界中の人がビットコインを使用するようになると、ビットコインの取引の容量が足りなくなって、待ち時間が発生してしまうと言われています。実際、2017年12月頃には取引量が多くなって、送金に何十分とかかることがありました。技術的に解決する方法もすでに開発されており、ビットコインに実装する前のテストが行われています。この問題は将来解決すると思われます。
以上、ビットコインとは?の説明でした。
ビットコインについて知れば知るほど楽しいです。
今度、私が想像するビットコインが普及するとこんな面白い世界になるということを書きたいと思っております。