仮想通貨投資の始め方
雑記

日本人のお金に関するリアル

お金に関する勉強の入門書としておすすめの本です。2015年に発売された本ですが、2018年時点でも本屋に行くとランキング上位の棚に入っているので売れているみたいです。

トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」 俣野成敏 日本経済新聞出版社

この本の結論

「日本でサラリーマンとして働いていても、これからは金銭的に豊かにはなれない。だから、投資を通してお金に働いてもらおう!」です。

まず、日本人のお金についての状況が書かれています。これは読んでいて暗い気持ちになります。「日本やばい。。。」ということが分かりやすく書かれています。その次に、投資を通してこの状況を良くしていこうということが書かれています。投資に関する基礎的なことが書かれており良い入門書になっています。

日本の未来についての残念なお知らせ

日本の税収は年55兆円。2015年時点で、1,057兆円の借金があり、利子は年10兆円。さらに毎年新たに40兆円の借金しています。金額が大きすぎて分かりにくいので、平均的な収入の人で例えると次のようになります。年収595万円のサラリーマンが、毎年963万円を使っています。そのため毎年368万円新たに借金をしています。借金の総額は8,367万円です。

どう考えてもこの状況は異常

異常なので、国も必死に対策を行っています。その一つが、日本円を大量に刷って日本円の価値を下げることです。価値を下げることで、借金の額を下げています。さらに、税金もあげます。上げる場所は税金を取りやすいサラリーマンからです。源泉徴収で税金を取るので、サラリーマンは「なんかわからないけど、いろいろ引かれてるな。。。」という思う程度だから取りやすい。自分で税金を払わないので、取られている意識が低い。サラリーマンは、稼いでも稼いでも税金でお金を持っていかれている、ということを知っておかないといけません。また、日本円の価値が下がっているので、物価は上がるようになっていますが、サラリーマンの給料は上がっていません。さらに、日本には年金の問題があります。年金ができた1961年は11人で1人の老人を支える仕組みでした。現在は2~3人で1人、2030年には1人で1人を支える肩車時代に突入します。「悲惨な老後」は誰がなんと言おうと確実にやってきます。

この状況を生きのびるためにお金を働かせる発想を持とう

投資というもう一つの給料袋を持とう。
まずは消費の順番を変えよう。今まで「稼ぐ→消費」だったのを、「稼ぐ→投資→消費」の順番に変えましょう。お金に働いてもらうために最も必要なことはお金についての知識と情報=リテラシーを高めることです。これは学校では教えてくれない知識です。
そして、1番始めに持つ目標は、今の給料を上回る不労所得を得ることです。そのために副業ではなく複業をしましょう。複業とは、お金を生み出す仕組みを何個も持つことです。
世の中には4つの働き方があります。
1.「Employee」従業員
2.「Self Employee」自営業者
3.「Business owner」ビジネスオーナー
4.「Investor」投資家
サラリーマンやバイトで生活している人はEmployeeに属します。まずは、この属性プラスInvestorを目指しましょう。
この他にも、投資のコツや節税の方法が書かれています。

というような内容です。
サラリーマンでの稼ぎだけでなく、投資でお金を稼がないといけないと思い、本を読み漁っていた時に見つけた本です。この本を読んで、投資への熱が上がりました。お金に関する勉強の入門書としておすすめです。