仮想通貨ウォレット
そもそも仮想通貨のウォレットってなに?
ウォレットは日本語で財布を意味し、仮想通貨を保存しておく場所のことです。仮想通貨は、電子データのため、財布や金庫に直接預けることはできません。
ウォレットは主に4種類あります。
1.オンラインウォレット
2.ローカルウォレット
3.ハードウェアウォレット
4.ペーパーウォレット
取引所にずっと預けておくこともできますが、取引書に預けておくのはやめましょう。取引所は毎日大量のハッキングを受けており、盗まれる可能性がウォレットで保管している場合と比較して高いです。くわえて、倒産のリスクもあります。国内の取引所だと金融庁に営業を認められて営業しているので、まだマシですが、海外の取引所に預けっぱなしにしておくのは自殺行為です。リスクが高いのでウォレットで保管しましょう。
仮想通貨は購入したら取引所に置かず、ウォレットに保管する。
それぞれのウォレットについて説明します。
オンラインウォレット
仮想通貨ウォレットとしてまずあがるのがオンラインウォレットです。具体的に言うとビットコインを預けるなら「Blockchain wallet」、イーサリアムを預けるなら「MyEther wallet」があります。作成は本当に簡単で5分もあればできます。
取引所よりは低いですが、こちらもハッキングのリスクがないとは言えません。加えて、オンラインウォレットのURLと似たURLの偽サイトが存在し、そのに預けると仮想通貨が盗まれてしまうフィッシング詐欺もあります。
メリットをあげると、簡単に作成ができる、ウォレットの確認や送金がすぐにできるところです。デメリットとしては、セキュリティ面でリスクがあります。
あまりおすすめしません。
ローカルウォレット
ソフトウェアウォレットとも言われ、自分のパソコンやスマホにインストールしてオフラインで管理されているウォレットです。ローカルウォレットは各仮想通貨の公式ホームページからダウンロードすることができます。これも、パソコンがウィルス感染すると、ハッキングされてしまうリスクがあります。
メリットをあげると、ウォレットの確認や送金が楽で手軽に使える、オンラインウォレットよりセキュリティが高いところです。デメリットとしては、インストールや初期設定が面倒、仮想通貨の公式ホームページが日本語に対応していないところも多くあります。あと、ウィルス感染に弱いというところがあります。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは、セキュリティ面で最強です。長期投資で保管しておきたい方はハードウェアウォレットで保管しておきましょう。有名なハードウェアウォレットは「Trezor」と「Ledger Nano S」があります。
ハードウェアウォレットは、USB端末に仮想通貨を保管することになります(正確には秘密鍵ですが)。メリットとしては、とにかくセキュリティが強固です。普段はインターネットにつながっているわけではないので、ハッキングの心配がありません。デメリットとしては、本体が高額(1万円〜2万円)、取扱が難しい、紛失のリスクがある、と言うところがあります。復旧のためのパスフレーズが設定されるのですが、そのフレーズがある限り、ハードウェアウォレットを紛失しても復元することは可能です。
ペーパーウォレット
個人で使っている人はあまりいないと思います。まず作成が面倒なので。プログラムで作成したアドレスと秘密鍵を紙に印刷して保管する方法です。メリットとしては、長期保管に優れます。デメリットとしては、一度印刷して再度使用する場合に手間がかかります。印字が劣化により消えるリスクもあります。
ペーパーウォレットは、ウォレットの選択肢に入れなくていいと思います。
まとめ
仮想通貨投資の難しいところが、この「保管する」というところです。株などの投資は盗まれると言うことがまずありませんし、何かあれば証券会社が保証してくれるので安心ですが、仮想通貨は全てが自己責任となります。ハッキングされた、何か操作をミスして無くしてしまったとなっても誰も保証してくれませんし、そもそも手段がない場合が多いです。
これから仮想通貨が普及してもっと安全に保管できるサービスができるまでは、しっかり学んで正しく保管していきましょう!