Zcash(ジーキャッシュ)
トークン名 | ZEC |
発行上限 | 2100万 |
承認方法 | PoW |
上場時期 | 2016年10月29日 |
上場価格 | 455円 |
ここがポイント!
① 匿名仮想通貨。世界最先端の技術「ゼロ知識認証」という技術によって高い匿名性を持つ。
② 通称「ポケットの中のスイス銀行」。富裕層のオフショア資産として定着するかも?
③ ニューヨーク州が取り扱いを認めた!NY州が正式に管理する仮想通貨取引所Geminiで取り扱い開始!
Zcashは匿名系通貨の1つで、「ゼロ知識証明」という技術によって高い匿名性を持つ分散型のオープンソース仮想通貨です。その技術は高く、2017年に証券会社のJPモルガンが自社のブロックチェーンプラットフォームに応用する研究を進めるべく提携を発表した。イーサリアムの生みの親であるヴィタリック氏にも高く評価され、アドバイザーに就任している。他の匿名通貨のモネロ、DASHより高い匿名性があると言われている。元CIAのスノーデンもZcashに期待しているとの発言をしている。Zcashのプロジェクトはオープンソースで、GitHub上に公開され、プロトコルのメンテナンスはZcash Foundationという別の非営利団体で運営される。承認方式は Proof of Workで、Equihashというアルゴリズムによって2.5分ごとに新しいブロックがマイニングされ、4年に一度半減期が来る。ネット上でドラッグや銃器などが売買されているダークウェブでの取引に使用され、アメリカ政府の厳しい取り締まり下にあった。ただ、技術的に取引を追跡するのが難しいため、取り締まりができるのかという点に関しては疑問が残る。2018年春にNY州が正式に管理する仮想通貨取引所Geminiで取り扱い開始され、規制から容認の方針に切り替わり始め、その期待感から価格が40%暴騰した。
Zcashの将来性
一番の懸念点としてその高い匿名性から政府が管理できないため、マネーロンダリングや税金逃れに利用される可能性があり、規制が入るかもしれない点がある。ただ、2018年春にアメリカNY州が正式に管理する仮想通貨取引所Geminiで、取り扱い開始されたことから世界的に容認の方向にいく可能性が高まった。アメリカDCG傘下で仮想通貨投資やビットコイン投資信託を行うグレースケールインベストメンツは、Zcashの価格が2025年までに6万2000ドル(約680万円)を超える可能性があると予測した。同通貨がオフショア資産全体の10%の受け皿になると仮定し算出した。